「ハシ」なのか「バシ」なのか

大変だ! 大変だ! 「天神橋」は「テンジンバシ」だと思っていたら「テンシンハシ」だった。声に出して読んでみたら天津飯を喰いたくなってきた!
普通の橋には「欄干」があって、その両側には門柱のような締めものがあり、その柱を「親柱(おやばしら)」と呼ぶことになっている。親柱には普通、その橋の名前が記されていて、石造りの場合は堀刻んであり、コンクリや金属製の場合は金属製の銘板が貼り付けてあることが多い。欄干は普通、左右二列あるから親柱は都合四本あることになるが、橋の両側にある二本の親柱にそれぞれ漢字とかな文字で記されていて、向かって右側が漢字で、左側がかな文字である場合が多い。
このかな文字がその橋の正しい読み方だとすれば、私たちが普段に呼び慣れている橋の名前も実は少しだけ間違っていたということになるのだろうか。濁点が彫ってある場合もあるのだから、その部分が小さくて彫りにくいということでもなさそうだし……。誰かが確信を持って名付けたに違いないだろう。
とりあえず大川から堂島川、土佐堀川に架かる主な橋の親柱と睨めっこしてきたのでその成果を展示する。どうでもいいし、ついでだけれど、橋のたもとには交番があることが多いということも解った。ヒマを見て東横堀川や道頓堀川辺りも取り調べてみようかな。

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◎大阪市
by Shashin-Zake | 2009-04-12 17:59 | その他