「赤川の鉄橋」を渡る。その一。

日曜日、いつもより更に早く目が醒め、六時には自宅を出て、かねてより天気が良くなれば写真を撮りに行こうと思っていた、淀川に架かる「赤川の鉄橋」へと向かう。以前に一度だけ渡ったことがあって、面白い橋なのでぜひ写真に撮っておきたいと考えていた。
七時頃には阪急京都線の淡路駅で降りて、路地をくねりながら南へ向かって歩き、東淡路一丁目の交差点から淀川の堤防によじ登る。すぐ左手に見えてくる鉄橋がJR城東貨物線の「淀川橋梁」、一般的には「赤川の鉄橋」と呼ばれている。淡路は大阪市東淀川区、鉄橋を渡って対岸は大阪市都島区と旭区のちょうど境目、都島区であれば大東町、旭区であれば赤川という事になるが、橋の右岸側半分は東淀川区、左岸側半分とそれに続く貨物線の敷地は都島区に含まれている。
鉄橋としてはごく普通のワーレントラス橋であって、何処にでもある鉄橋の見本のようなデザイン。複線として計画されたが、現在までずっと単線として使われていて、余った上流側の一本分に人道橋を併設し、人と自転車の交通に使われている。木製の床と手摺りには何とはない温もりがあって、すぐ傍を貨物列車が走り抜けても不思議と怖さを感じさせない。
人道橋部分には「赤川仮橋」と書いた銘板が打ち付けてあり、立派な大阪市の市道である。この鉄橋は昭和四年の架設で、橋台と橋台の間の長さは約六百十メートル、幅は約九メートル。計画によると五年後にはこの貨物線を使った大阪外環状線という複線の旅客線が出来上がるため、人道橋「赤川仮橋」も姿を消すのだとか。
それにしても朝早くから自転車が多いな。淡路側から野球の稽古に向かう少年の一団、赤川の方から向かってくるユニホーム姿のおばちゃん軍団、マウンテンバイクのお兄さん、魚釣りに向かうおじさん達、その度に木製の床がぼこぼこと音を立てて僅かに揺れる。

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Commented by 山之辺 at 2007-07-31 16:38 x
「鉄好き」なんですね。
幼少時の近所の橋は木製でした。
老朽化して今にも足が抜けて落ちそうでした。
写真の木製の手すりを見ると、もたれるとそのまま落下しそうで怖いです。
板は雨の日なんか足が滑ってころげそうな感じです。

余部橋梁(トレッスル橋)は、もうすぐ無くなるそうで国内最大なんですね。
昔にラジオでこの橋の怖いドラマを聞いた記憶があって、
現実に橋から列車が強風で落下事故があった時は驚きました。
http://kobe-mari.maxs.jp/kami/amarube.htm
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/koshashin/CO005_01.html

横浜大桟橋 床が木でできているのがすごい。
外人設計の発想だからか逆に日本人では無理かな。
http://takekonbu.fc2web.com/2002/oosanbasi/02oosannbasi.htm
Commented by Shashin_Zake at 2007-07-31 18:04 x
山之辺さん
そうです。「Fe」も含めてメタルが好きなんです(笑)

横浜大桟橋、行ってみたいと思ってはいるんですが、ついでの用事がなくて……。
春日野道、HAT神戸に架かる、なぎさ公園への木床の陸橋もなかなかいいです。
お近くであれば、ぜひ。

餘部橋梁は一昨年行ってきました。
補修を繰り返してありますが、傷みはかなりのものです。
残念ですねえ。
by Shashin-Zake | 2007-07-30 17:34 | モノクロ写真 | Comments(2)