二合瓶

火曜日、宮古島の泡盛『菊之露』の四合瓶を買った。早く呑みたくて、寄り道もせずに帰宅し、封を切った。揚げたての鶏と鰺のフライをアテに、生のまま呑む。旨いねえ、三十度は。
泡盛の二合瓶は買ってきたその日に呑みきれるので、日を変えて銘柄を呑み比べて楽しむのにちょうどいいのだけれど、大阪では気に入った銘柄の二合瓶を探すのに苦労する。したがって、今回のこれは二日分か。いや、もったいないから三日分にしようか……。
泡盛の二合瓶はその形、ラベルの大きさなど、バランスがよく取れていてどれも美しい。昔は清酒にも二合瓶があったけれど最近は見たことがない。いわゆる“吟醸酒”や“冷用酒”なんかに、一合七尺入りの化粧瓶があって、むりやり二合瓶と呼んでいるけれど、あんな物は見たくもないし呑みたくもない。
朝、弁当と清酒の二合瓶を持って出て、日が暮れると空の弁当箱だけ持って帰ってくる。明治に生まれた亡き祖父の思い出。

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◎大阪市北区/たぶん、池田町・天神橋・同心。覚えていない場所もある。
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Commented by monopod at 2008-06-05 00:16
酒飲みの矜持ってやつですよね。
こだわりより意地を通したくなるいまの世の中ですが
今日は、いいコラムを拝見しました。
Commented by 山之辺 at 2008-06-05 12:00 x
沖縄あたりの店で、お姉さんの琉球舞踊を「見学」しながら
飲むのもいいですね。
泡盛はフルーティで旨いのがありますね。
真夏に飲むと雰囲気なんでしょか。
アジフライ揚げたてはたまりません。

マラソンしながら撮影したような雰囲気写真。
Commented by Shashin_Zake at 2008-06-05 17:25 x
●monopodさん──
ありがとうございます。
酒の瓶も肴のうちで、呑みながら凝視していますね。
歯を磨く時に、ひたすら排水溝を見つめるような感じと同じでしょうか。
小さい「字」でたくさん書いてある方が時間がつぶせて、肴としては上等ですね。
Commented by Shashin_Zake at 2008-06-05 17:26 x
●山之辺さん──
何事も「見学」するのが一番ですね(アハハ)
昔々、沖縄で呑んだ泡盛は旨かったです。
夏場はどうしてもビール、蒸留酒を呑む割合が大きくなりますね。
Commented by 立ち呑みHAKUDOU at 2008-06-07 21:01 x
いつも心して拝見。写真に酔います。今回の夢幻郷のような味わい。
泡盛、素晴らしいですねえ。「狂った芋」ブームにも動じることのない
ひとつ上手の泡盛。いいですよねえ。

なにより、おじい様の「古典的酒好き」の姿勢に感動します。

いちど、銀座屋でお遭いしたいですねえ。
Commented by Shashin_Zake at 2008-06-08 15:27 x
●立ち呑みHAKUDOUさん──
じいさんは大酒呑んで煙草吸って、九十八歳まで生きました。

お会いできるよう念じることにします。
名札、ぶら下げておきましょうか(笑)
by Shashin-Zake | 2008-06-04 17:55 | カラー写真 | Comments(6)