絵日記

 少ないお小遣いですから毎日呑んで帰る訳にも行きません。そこで月曜日は家呑みとなりました。家呑みの事は今まで一度も触れたことはありませんでしたが、珍しく一升瓶を抱えて帰りましたので書いておこうと思います。
 こないだの日曜日、阪神デパートの酒売り場で日本酒を探しました。条件は、ここで売っている純米酒の中で一番安い銘柄を一本だけということです。いろいろ眺めて見つけましたのが、盛岡の蔵「あさ開(あさびらき)」から出ている「純米大辛口 水神(すいじん)」という一本です。値段は二千百円でした。もっと安く手に入る銘柄も知っていますが、大阪中をうろうろするのも面倒くさいし、ここで買うと決めたからにはここで済ましてしまいます。
 一番下の写真に写っているのが「水神」です。大辛口と謳うだけあって酒度は「+10」なんですが、思ったよりもコクがあって香りも良く、いわゆる大当たりと言ってもいい立派なお酒でした。私はお酒のアテに強い欲望を持っておりません。鯖の塩焼きとか、ハマチの刺身とか、アテとしての好物は有るには有るんですが、無ければそこいらにあるもの何でも摘んで呑みます。とは言っても鍋の蓋は摘みませんが、チュウインガムを噛みながら呑んだこともあります。
 この日はビスケットを囓りながら呑みました。懐かしい森永の「マリー」ですが、この頃は三枚ずつ小袋に入っておりまして、思い出の中の「マリー」よりも少し小ぶりなような気がしました。ぼろぼろと床に屑こぼれするのが難点ですが、甘すぎる訳でもなく、塩気が利いている訳でもない、赤ちゃん好みの味とでも言うのでしょうか、曖昧な味が日本酒には妙に良く合うと思いました。
 この日は蕎麦猪口でちびちび遣りましたのでどのくらい呑んだのか、分量はよく解りませんが、だいたい三合半くらいでしょうか。「マリー」はちょうど六枚囓りまして、後は次に残しておきました。
 ちょっと思い着いただけですが、これからの季節、床の上でお酒を呑むためにも、イ草の渦巻き円座が欲しいところですね。七回り半というのがなかなかいいようです。
 その後、咽が渇きましたのでアサヒの「スーパードライ」レギュラー缶を一本呑んで、そのまま後へひっくり返って寝てしまいました。午前一時半頃何やらの物音で目が覚め、覚めたついでに「アクエリアス」をコップ一杯飲んで再び眠りにつきました。今朝は鶏よりも早起きしまして、四時半には、もう立ち上がっておりました。いやいや、なんかもう、小学生の絵日記みたいになりました。上の写真三枚、居心地が悪そうですね。

絵日記_c0102003_1723639.jpg

絵日記_c0102003_17233511.jpg

絵日記_c0102003_1723525.jpg

絵日記_c0102003_1724926.jpg

◎神戸市中央区/下山手通〜北長狭通
by Shashin-Zake | 2008-04-15 17:29 | カラー写真