日曜日、これといった予定も無かったし、出来事もなかった。土曜日の夜は遠方へ帰る同僚と梅田で別れて、重い荷物を置いて帰るために一旦職場へ戻る。身軽になったのを良いことに駅の近くで少し呑み足したためか、一夜明けた体がいやに重く足腰にも粘りが感じられない。暑い中ではあるが少し歩いて一汗かけば、体に渇が入って調子も出てくるだろうと考えて、水を入れたナルゲン水筒を持ってお昼近くに梅田へ出る。ついでに職場に寄って写真の整理を済ませて置いた。
夕方から天満。「銀座屋」でまずは瓶ビール。お昼から開いている立ち呑みなので、日曜日の夕方になると魚ネタは殆ど売り切れでサーモンを残すのみ。厨房は姉妹店からの助っ人が二人入っていて重なり合う注文をてきぱきと捌く。サーモンの造り、二百八十円を注文。この店、担当する調理人次第で刺身の切り幅が大きく変わるのが難だが、この日は助っ人の手による厚めの五切れで久々に小さな幸せを感じる。さらにモヤシ炒めと白波のロック二杯呑んで環状線に乗って大人しく帰る。店の中から手を伸ばして天満駅の券売機で切符を買った。

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# by Shashin-Zake | 2007-08-06 17:27 | モノクロ写真 | Comments(2)

土曜日、日本橋の電気街へ、またまた部品を仕入れに行くことになり数や仕様などの細かいことを確認して、何時頃出ようかと同僚と思案する。「日本橋」と想像しただけで汗が出てきそうな上にこの暑さ。日盛りはいくら何でも止めておこうということになり、いろいろと都合の良い夕方五時頃の出発に決定。
地下鉄谷町線の東梅田から南森町で堺筋線に乗り換え、えびす町で降りて南側から地上に出る。阪神高速の下をくぐり直して電気街の一本東の通を北へ歩く。電気街(堺筋)は人が多くて歩きにくいので、目的がはっきりしている場合はこういう歩き方が合理的だ。少し歩いて日本橋四丁目の交差点から少し東に入ったところにある「デジット」が目的のパーツ屋さん。
途中、同僚の一言。
「あっ、酒屋、ありまっせ!」
「どこ? あっ、ほんまやなあ。立ち呑みやっとんかな」
「立ち呑みーゆうて書いてありまっせ」
「どうしょ、先に電気屋行ってまお……」
さて、仕事もそこそこに後戻り。最近この辺りに次々と完成している市営の高層住宅の一階。「日外(あぐい)酒店」暖簾にかなが振ってある。新しい店舗なのに、なかなかいい佇まい。店内に古めかしく堂々たる酒店の写真が額に入れて飾ってある。軍艦アパートの一階で営業されていた店舗の外観写真だとか。解体のため、立ち退いてこちらに越してこられたというお話。落ちつくなあ、昨日今日ではこの味は出せまい。瓶ビール二本とおでんの盛り合わせでサクッとすませる。また来よう。
その後、新世界を観光して「あべの銀座」にある立ち呑み「名門酒蔵」へ向かう。瓶ビールやら焼酎やら天麩羅やら、いかげそとかハムなんかで酒盛りをして汗だくに。さらに少し歩いて名店「明治屋」の斜め向かい辺りにある立ち呑み「青空食堂」でちんちん電車を眺めながら、焼酎。同僚はなにやら小難しい洋酒。それに塩豆。天王寺駅前の陸橋の上で小娘が大勢でなにやらの見物中。
「ねえちゃん、なんか見えんの?」
「はなびー!」
またかよ……。「見えるもんは見とかな」と思って暫くの間二人で棒立ちになっていたが、終わってしまったのかついに見えず。淀川の花火がここからも見えるらしい。環状線で梅田に戻る。

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# by Shashin-Zake | 2007-08-05 15:46 | モノクロ写真 | Comments(2)

会社で洗濯。

金曜日、台風の影響はさほどでもなかったが、朝の中は風も強く、一日中蒸し暑かった。腕時計の布ベルトが汗を吸っては乾き、渇いては吸ってを繰り返している中にごわごわになって、臭い。お昼休み、ビーカーにお湯と食器洗い洗剤を入れ、ベルトを抜き取って放り込み、割り箸で掻き回して洗濯をする。水で濯いで吊しておくと一時間ほどで乾いた。臭いも取れて気持ちがいいという、どうでもいい話。
さて、小暗くなってから中崎町の酒屋立ち呑みに寄ってみると金曜日とあってほぼ満員状態。阪神戦の真っ最中で、この頃は応援にも力がこもっているようで、優勝も視野に入れたんだそうだ。
暫くすると、ここが二軒目だという米屋のYちゃんが現れて、ここ二、三日の身辺話しを聞かされる。なんと、早くも早稲の稲刈りに駆り出されて和歌山の契約農家まで行ったのは良いがこの暑さ、田圃にかがみ込んだ瞬間そのままばったり倒れそうになったとか。歳なんだから、気を付けないと……。
瓶ビール、カップ酒、缶酎ハイ、鶏肝煮。みんな帰って残ったのはYちゃんと二人。話は尽きないが、先に帰る。

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# by Shashin-Zake | 2007-08-04 13:48 | モノクロ写真 | Comments(2)

思い出も、いいもんだ。

先週の金曜日、天満の駅前で一杯呑んだ後、いつものようにあてもなくうろうろしていると、天六の方から見覚えのある初老の紳士がゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。Yさんだ、間違いなくそうだ。
私がまだ若い頃、公私にわたって大変お世話になった写真家である。ご迷惑ではあったろうが、当時、若気の至りが引き起こした大失敗も、嫌な顔一つなさらず、にこにこ笑いながら見事に尻ぬぐいをしていただいたこともあったりと、思い出すと赤面する話も、挙げれば切りがない。仕事も教えていただいたが、酒豪でもあられた氏のお相手も、生意気ながら度々勉めさせてもいただいた。その後私にもいろいろとあって、謦咳に触れる機会もつくり出せず、最後にお会いしたのはもう十五、六年も前だろうか。
だんだん近づいてくる失礼な視線をお感じになったのか、立ち止まって私の顔を見るなり目を丸くされた。
「おお〜、こんなとこでなにしとる?」
「あっ! どうも! ……ご無沙汰しております。いやあ、こんなとこでお会いするとは……」
この辺りで写真を撮っていたところなんですと、写真家でもない素人の私にはとても口に出せず、ぺこぺこ頭を下げながら、
「ここらでちょっと、邪魔にならんように酒でも呑もう思いまして、歩いとったとこなんですわ」
「そうか。こんなとこ、呑むとこあるか。まあ、あるわなあ、ハハハ。ああ、ほんとに久しぶりやなあ、ハハハハ。うん、病気しとってな、入院しとった……」
「えっ? それは存じ上げませんでした。すみません申し訳ありません。で、この頃は……」
「う〜ん、ちょっと散歩ぐらいはしよるんよ、あれと……。ハハハハ」
「そうでしたか、いやあ、その節はお世話になりっぱなしで、面目もございません。いい歳こいてるだけでして……」
「いや、いや、いや、ハハハハ。そうか、せっかくやし、ゆっくりしたいんやけど、そこまで行かなならんので……、行きよったんよ」
「有り難うございます。今度ゆっくりとお話し聞かせていただきます。お足止めまして失礼いたしました」
少し離れたところでこちらを見ていらっしゃる奥様にも深く頭を下げ、両手でしっかりと氏の右手を握る。何かもう一言申し上げたはずだが覚えていない。少しお痩せになったろうか、ゆっくりとお歩きになるお二人を見送った後、涙が止まらない。やばいな、みっともないよ、こんなところで。

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# by Shashin-Zake | 2007-08-03 17:46 | モノクロ写真 | Comments(2)

水曜日、いつもより少し早めの午後六時半、職場を出て大阪駅から環状線に乗って天満へ。活気のある雰囲気の中で呑みたいと思って駅前の「銀座屋」に入る。ちょうどいい時間で、次から次に客が入ってくる。その度に皆で少しづつカウンターを横にずれてスペースを空けていく。だんだん調子が出てきたぞ。
まずはアサヒの瓶ビール、時間の掛かる厚揚げ焼きを頼んでおいて、安くてすぐに出てくるタコぶつを注文。
この日のタコぶつは旨い。なぜだろう……? 厚揚げが焼き上がる頃にビールから白波のロックに乗り換える。熱々が旨い。
合いたいわけではないが、鳶のIちゃんは発電所の工事で舞鶴へ長期出張中、平日はやって来ない。米屋のYちゃんも最近は顔を見せていないそうだ。白波をもう一杯呑んで帰る。千二百三十円。
今日、木曜日は台風の影響で猛烈な湿気と暑さ。さっきまで外へ出ていたのだけれど悲鳴を上げそうになった。

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# by Shashin-Zake | 2007-08-02 18:59 | モノクロ写真 | Comments(4)

月末の〆は中崎町で。

火曜日、昼間は恐ろしいほど暑いのに夜間は結構涼しい。いつの年も真夏の夜は窓を開け放していても寝苦しいほどに不快なはずなのに、この夏は寒さを感じて途中で目が醒めたりするくらいだ。扇風機さえまだ使わずにすんでいる。どうかしたのか……。
午後八時頃職場を出て新梅田食道街を覗く。「ひょうたんや」を目指したのだけれど生憎と満員。入れないこともないが、ここでなければということでもないので、ぐるりと一巡りして中崎町へ向かう。
いつもながら空いている。瓶ビールを二本とカップ酒一本。それに百円のピーナッツ。最近顔なじみになったお客さんが隣に立っていて、ピーナッツを指さして「小食ですねえ」と一言。何を言いやがるバカ野郎! と腹では思いながら「いやあ、酒を呑みに来ましたんで、酒を呑んでいればそれでいいんです」と言ってやった。馴染みなっても余計なことは絶対に言ってはいけない。酒屋に飯を喰いに来ている訳ではないんだ。気を付けよう、私はいつでもけんか腰で〜す。

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# by Shashin-Zake | 2007-08-01 18:11 | モノクロ写真 | Comments(8)

良い天気とはいえ、青空が見えるわけでもなく湿っぽくて蒸し暑い。鉄橋の周りをウロウロしている間も汗が止まらない上に貨物列車はやって来る気配もない。
城東貨物線というのは吹田信号場(旧吹田操車場)と天王寺駅の東、東部市場のある百済貨物駅を結ぶ単線の貨物専用線で、途中、学研都市線や大和路線を経由しながら大阪市の東半分を遠巻きにぐるっと廻っているというような感じのする鉄道線路。これを改良して複線で電化し、新大阪駅と八尾市の久宝寺駅を結ぶ旅客線にしようというのが大阪外環状線計画だが、なかなか進んではいないらしい。現在吹田信号場と放出の間は単線のまま電化されている。普段は縁のない線路なので説明するのもなにやらややこしい。
二時間半ほどを過ごして赤川から梅田に向かう。この辺り、地図を見るととても不便なところのように思うけれど市バスの路線が結構多く、これを利用すれば梅田との交通に不便はない。
商店街を抜けて赤川三丁目交差点のバス停から毛馬橋、天八、中津を通って梅田の阪急百貨店前を終点とする便に乗る。日曜日でも運転本数は多い。また、梅田から淡路側へ向かう路線もあって、天六、長柄橋、柴島を通って鉄橋の淡路側すぐ傍の東淡路一丁目で降りることもできる。運賃は一律二百円。
やっとの事で誰も居ない職場にたどり着いて、撮った写真の整理をして一休み。午後二時頃、無性に生ビールが呑みたくなって阪神の地下二階にあるビアレストラン「スーパードライ」へ。
「お一人様ですか?」「煙草はおすいですか?」と訪ねられ、「はい!」と応えると「お一人様でしたら奥のお座敷になります。お座敷一名様!」と、トントン拍子。ちょっと待て! 何が嬉しくて、奥まった座敷に靴脱いで上がり込み、一人胡座をかいてビールが呑みたいか。「ここじゃあかんねんな。すんません、もうええわ」と呆れかえって外へ。コンビニで「スーパードライ」一缶買って再び職場に戻る。夕方、天満の「銀座屋」で呑み直す。

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# by Shashin-Zake | 2007-07-31 18:11 | モノクロ写真 | Comments(2)

日曜日、いつもより更に早く目が醒め、六時には自宅を出て、かねてより天気が良くなれば写真を撮りに行こうと思っていた、淀川に架かる「赤川の鉄橋」へと向かう。以前に一度だけ渡ったことがあって、面白い橋なのでぜひ写真に撮っておきたいと考えていた。
七時頃には阪急京都線の淡路駅で降りて、路地をくねりながら南へ向かって歩き、東淡路一丁目の交差点から淀川の堤防によじ登る。すぐ左手に見えてくる鉄橋がJR城東貨物線の「淀川橋梁」、一般的には「赤川の鉄橋」と呼ばれている。淡路は大阪市東淀川区、鉄橋を渡って対岸は大阪市都島区と旭区のちょうど境目、都島区であれば大東町、旭区であれば赤川という事になるが、橋の右岸側半分は東淀川区、左岸側半分とそれに続く貨物線の敷地は都島区に含まれている。
鉄橋としてはごく普通のワーレントラス橋であって、何処にでもある鉄橋の見本のようなデザイン。複線として計画されたが、現在までずっと単線として使われていて、余った上流側の一本分に人道橋を併設し、人と自転車の交通に使われている。木製の床と手摺りには何とはない温もりがあって、すぐ傍を貨物列車が走り抜けても不思議と怖さを感じさせない。
人道橋部分には「赤川仮橋」と書いた銘板が打ち付けてあり、立派な大阪市の市道である。この鉄橋は昭和四年の架設で、橋台と橋台の間の長さは約六百十メートル、幅は約九メートル。計画によると五年後にはこの貨物線を使った大阪外環状線という複線の旅客線が出来上がるため、人道橋「赤川仮橋」も姿を消すのだとか。
それにしても朝早くから自転車が多いな。淡路側から野球の稽古に向かう少年の一団、赤川の方から向かってくるユニホーム姿のおばちゃん軍団、マウンテンバイクのお兄さん、魚釣りに向かうおじさん達、その度に木製の床がぼこぼこと音を立てて僅かに揺れる。

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# by Shashin-Zake | 2007-07-30 17:34 | モノクロ写真 | Comments(2)

あ〜つ〜ッ!

木曜日、猛烈な暑さ。早朝のてくてく歩きも途中で挫けそうになってしまい、具合良くバスが通るとつい乗ってしまいそうになる。早いとこ冷房の利いた電車に乗って、出来れば座って文庫本を……などと考えるようになってしまった。無理をする必要など全くないのに一度やり始めたら意地になって、余計な体力を消耗してしまう。
午後八時頃職場を出て地下街伝いに中崎町へ向かう。相も変わらずの酒店立ち呑み。発泡酒でも良いが、瓶ビールを抜く。硝子瓶の方が何となく冷えていそうな気がするので、こんな暑い日にはつい瓶ビールを選んでしまうけれど、二本目からは発泡酒。
阪神×中日戦も好調子のようで店内は次第に賑やかになり、店長は早々と発泡酒で祝い酒。添乗から戻ってきたばかりだという旅行社のT女史が入ってきて、お土産の饅頭「祖谷の山芋まんじゅう」をみんなに御裾分けしてくれた。
瓶ビール一本、発泡酒半リットル、カップ酒一本。アテはソーセージとじゃが芋のフライに、山芋まんじゅう。

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# by Shashin-Zake | 2007-07-27 17:28 | モノクロ写真 | Comments(2)

水曜日、天神祭の本宮。ごった返す人波を避け、天満駅から秘密の裏道を歩いて午後七時十五分、源八橋西詰南交差点の少し西側、酒店立ち呑み「酒のハヤシ」のカウンターに立って七時半の花火打ち上げを待つ。通りを挟んで向かいに大きなビルがあるので、間近ではあってもここからは打ち上がった花火を見ることは出来ない。見えるのはぞろぞろと続く花火見物の行列。ほとんどが若い子。瓶ビールと目の前にあった小鰺の南蛮漬け二尾をつまみながら行列を眺める。やがて七時半、飛行場にでも居るかのような轟音が響いて花火の始まり。
トイレを借りるために入ってくる小娘の多いのに驚く。どの子も気兼ねをしてか、缶酎ハイなんかを買ってから用を済ませて出ていく。
「おねえちゃん、今日はなんかあんの?」
「はなびー!」
「ふーん、なんかお祭りでもやっとんの?」
「てんじんまつりー!」
「そうなん? 今日やったんか……」
年寄りのナンパは時代遅れで歯が立たず、どの子も一緒に呑んでくれそうにはない。菊正の冷やに切り替えてポテサラと花火の音をアテに呑み続ける。早めに店仕舞いするという事なので、菊正をもう一杯呑んで店を出て天満駅まで戻ることにする。咽が渇いていたので「銀座屋」に寄ると年寄りが大勢居て、何かほっとする。瓶ビールを一本とモヤシ炒め。天神祭はこれにてお終い、という事は今年もこれでお終い。

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# by Shashin-Zake | 2007-07-26 17:54 | モノクロ写真 | Comments(2)